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わたしのサステナブルライフ ~未来のためにできること~

環境社会貢献サステナビリティSDGs

このコラムでは、未来のために社員1人1人が普段の生活で行っているサステナブルな活動について紹介していきます。


第1回インタビュー 矢野 葵さん

2012年、株式会社オンワード樫山入社。広島支店L&S事業部を経て、2015年からJ.PRESSレディス Webディレクター
 私が普段から行っているサステナブルな活動は、パートタイムヴィーガンを取り入れたり、マイボトルやマイストローを持ち歩いたり、歯ブラシを竹製にするなど日用品から少しずつ見直しています。また、海に落ちているゴミに気付いたら自然に拾って帰るようにしています。

 きっかけは4年前に始めたサーフィンを通じて自然に触れる機会が多くなったことで、環境に対する意識が少しずつ高まっていったのかなと思います。以前からキャンプも好きで、自然に癒される中で遊び場をきれいに保ちたいという思いが強くなりました。自然から恩恵を受けるだけでなく、私からも何か自然に応えたいと思っています。
※写真はイメージです。
 ヴィーガンについてお話すると、ヴィーガンとは菜食主義ということだけでなく、動物から搾取しない考え方のことです。パートタイムヴィーガンは、自分のできるタイミングで菜食の食事を取ることですが、私は週に2~3日程度、菜食の食事を取り入れています。日本ではまだ認知度が低く、完全なヴィーガンになるには生活のスタイルを変えないと難しいと思いましたが、やらないよりはやった方が良いかなという気持ちで出来るところから実践しています。

 自分で作るときは料理アプリでレシピを調べるとたくさん出てくるので、普段からそれらを参考にしています。お気に入りは卵の代わりに豆腐を使用した「トーフスクランブル」です。豆腐を崩してターメリックなどの香辛料や、お好みでガーリックを入れたりしてスクランブルエッグのように工夫して作っています。

 パートタイムヴィーガンを始めたきっかけは、健康を気にして始める人など、色々あると思いますが、私はアニマルライツ(動物の権利)がきっかけです。同じ動物なのにペットとして大切にされる動物がいる一方、不自由な環境下で育てられる動物がいることに違和感を覚えてパートタイムヴィーガンを始めました。

 まだ初めて半年くらいですが、健康面が目的で始めたわけではありませんでしたが、短い期間でも身体の変化を感じていて、お肌や胃腸の調子も良くなるなど、健康にもいいことを実感しています。
 人間は生きているだけで様々な物を消費しゴミを出すので、100%環境に優しい生活をする事は難しいと感じて悩んだ時期もありました。ですが、環境汚染や温暖化が進みダメージを受けた地球をこれから改善していけるのも人間だと思います。
どうせ生きていくなら自分にできることを楽しくやりたい。
大事なのは1人で100%頑張るのではなく、私がいいと思ったことを私の周りの人だけでも少しずつ伝えていくことで、同じ仲間が10人から50人、100人と増えていったらいいなと思っています。

 今後の目標としては、プライベートで、ヴィーガンの良さを少しずつ伝えていくこと。継続して実践することで、将来、食卓の会話の中で「肉と魚どっちがいい?」という質問の中に、「菜食」もひとつの選択肢として自然と入ってくるようになればいいかなと思っています。
<SDGsとの関係>

矢野さんが行っている「パートタイムヴィーガン」は、実はSDGsと深い関係があります。

例えば、世界では多くの穀物が栽培されていますが、その内約35%が家畜の飼育用として消費されています。家畜のための穀物を少しでも食用として変える事が出来ればSDGsの目標の1つである「飢餓をゼロに」の達成に繋がるかもしれません。動物を守ることで「海や陸の豊かさを守る」などの目標達成にも貢献できます。
※SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な世界を実現するため」の2030年までの国際目標です。