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わたしのサステナブルライフ ~未来のためにできること~

環境社会貢献サステナビリティSDGs

このコラムでは、未来のために社員1人1人が普段の生活で行っているサステナブルな活動について紹介していきます。


第2回インタビュー 佐藤亮平さん

2017年、株式会社オンワード樫山入社。2020年からJOSEPH Webディレクター。2021年からはマーケティングも兼任。
 私のサステナブルな活動は、ペーパーレスを意識していることと、エコバッグを持つようになったことです。

 まず、ペーパーレスについてですが、働き方がテレワーク中心となったことで、資料がデータになり紙をほとんど使わなくなりました。
 以前は、会議では紙の資料が当たり前で、打ち合わせのたびに多くの資料を用意していました。しかしながら、テレワークをきっかけに紙からデータでのやり取りに変わったことで、紙の使用に対する意識が大きく変わりました。

 会議では、資料を画面に映して参加者と共有するようになりました。また、会議や普段のメモも以前は付箋を使用していましたが、今ではパソコンに打ち込むようになりました。私の使っている「付箋(Sticky Notes)」ツールは、Windows10に標準装備されていますので、お勧めです。

 その流れで、今までの紙の書類で必要なものはデータとして残し、その他は分別処分しました。デスクも資料を置くスペースをとらなくなり、働く環境にも良いことに気が付きました。

 今でも紙の資料の方が良いという人もいますが、そういう人には「地球に優しくないね」「まだデジタルじゃないの」とチームみんなで突っ込んで言い合っていますね(笑)。

 プライベートでも、公共料金の支払い明細や請求書、通帳などをデジタルにしました。本もできる限り電子書籍に切り替えたり、手帳もスマートフォンを活用しています。便利になる世の中の潮流に合わせて自分も変わっています。

 こうして、徐々に紙を使用する必要がなくなり、自然とサステナブルな意識をもつようになったと思います。
 次に、エコバッグについてですが、1年前にプラスチック製のレジ袋が有料化されたのがきっかけで、エコバッグを持つようになりました。

 最初はエコバッグにはデザインがかっこいいと思えるものがなく、生活感も出るので、エコバッグを持つことに抵抗感があり自分で購入しようとは思っていませんでしたが、担当ブランドの<JOSEPH>で好みのエコバッグを販売していたので、それを使うようになりました。小さくたため、バッグの大きさに関わらず収納できるので気に入って使っています。

 仕事のある平日は1日1回コンビニに行くので、週に5枚のレジ袋を貰わなくなりました。これがどのくらい地球に影響するかは分かりませんが、できることから始めればいいと思っています。小さなことですが、1人1人がレジ袋をもらわないだけでもみんなが意識すれば環境にいいことになると思います。
 今では、普段の生活の中でも変えていけることがあるのではと考えるようになりました。例えば、洗濯とか食器洗いの時に洗剤が水と一緒に川や海へ流れてしまうことは環境によくないと思うので、植物性由来などの地球にやさしい洗剤に切り替えていきたいと考えています。

 また、オンラインショッピングの配送用段ボールも気になっています。私の買い物は洋服も含めてオンラインショッピングがほとんどで、段ボールが増えて無駄になっていると感じています。何か段ボールの代わりになる入れ物に変えて、その場で回収されるシステムになるといいと思います。

 生活の中から自分の行動をどう変えられるかという事を考えられるようになったことはいいことだなと思っていますし、少しずつ出来ることから始めていきたいと思います。
<SDGsとの関係>

 佐藤さんが行っている「ペーパーレス」や「マイバッグ」は、実はSDGsと深い関係があります。

 2019年、日本は約61.7万トンのコピー用紙等を消費しました。これはA4コピー用紙の1542億枚分に相当し、約20万トンのCO2を発生させたことになります。そして、生産過程でも約93万トンのCO2を排出しています。ペーパーレス化を推進し紙の使用量、生産量を減らすことで、温室効果ガスであるCO2の発生を抑制することにつながり、「気候変動に具体的な対策を」とることができるのです。さらに、生産時に発生する水の使用量も削減、紙の原料となっている木材の伐採が抑制され「陸の豊かさを守る」森林の保護にもつながります。

 また近年、海洋環境汚染が深刻な問題となっています。世界では年間約800万トンのプラスチックゴミが海に流れ込んでいるとされており、「海の豊かさを守る」ため、各国でプラスチックゴミを出さない取り組みが行われています。実は日本はレジ袋やペットボトルなどのプラスチック製品の廃棄量が、世界で2番目に多い国とされています。この問題を受け、日本でも2020年7月からプラスチック製レジ袋が有料化となりました。

 日本全体(人口約1.2憶人)で換算すると、1年間で消費するコピー用紙は、1人1日3~4枚。 プラスチック製レジ袋の使用枚数は年間約300億枚で、1人1日約1枚。こう考えると、毎日少しだけ無駄を減らすことがサステナブルな未来へとつながっていきます。まずはできることから始めてみませんか。
※SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な世界を実現するため」の2030年までの国際目標です。